チリン。チリン。 チリン――。 少女が動くたび、胸で輝く石のペンダントヘッドがチェーンとぶつかり合い、透明な音を立てる。 少女は、母から「おまじないよ」と貰ったその青い石のペンダントがお気に入りだった。 幼稚園のお友達も先生も、「とてもきれいね」とほめてくれたから。 それに、なんだかとっても優しくて暖かい感じがするのだ。 「ねえ、お母さん。このペンダント、どんなおまじないができるの?」 青い石を右手の指で転がしながら、娘が尋ねる。