長い、長い時の中で


ただ一度、心惹かれた存在。


触れることも叶わず


想いを告げることも叶わず


ただ、見詰めていた。


それが、至上の喜びだった――。


もしも


また生まれ変われるとしても


我は、見詰め続けるだろう。



あなたを


あなただけを――。