「みんな、何処に行っちゃったんだよ……。まさか、車を置いて、次の場所へ行っちまったとか……ないよな?」 その頃。 炎天下のコンビニの駐車場では、誰も乗っていない車を前に、途方に暮れる橘信司の姿があった――。