「う~ん。やっぱり、だめかぁ……」 ペンダントの石を握りしめ『鍵を探して!』と念じてみたが、何の変化も起こらない。 当然と言えば、当然かもしれない。 ――思いつきの付け焼き刃じゃ、無理だよね。 「敬悟にぃ、やっぱり、警察に頼むしか……あれ?」 茜は、後ろに居るはずの敬悟に話しかけようと振り返った。 でも、そこに敬悟の姿は無い。 それどころか、玄鬼の姿も見えない。 え? 何? 「敬にぃ? 玄鬼?」 『ドキン』と鼓動が、跳ねる。 茜は、慌てて周りを見渡した。