先輩の言いなり








「おい!!俺の後輩やから」





声が聞こえたのと同時に、軽くなった肩。




安心したあたしは、力が抜けて座り込んでしまった。







「なんや。晃輝の後輩か~」




男はつまらなそうに言う。






「お前、ほんま女好きやねんから」






早川先輩が言うと、男は笑いながら教室に戻っていった。