少し熱めのシャワーを浴び、髪を洗い、体を洗って、浴室を出た…
体を拭き、服を着て、脱衣所を出る…
部屋に戻り、鞄から煙草を取り、ベランダに出てから煙草に火を点けた…

『…ふぅー…』

噴出した紫煙が、風に舞い、すぐ消えた…

…カラカラカラ…
『弥恵、珍しく早起きだな』

裕亮が煙草を持ってベランダに出て来た…

『おはよっす♪なんか、スッキリ目覚めたよ』

『あ、シャワー浴びたんだ?…弥恵のシャンプーの匂い、好きなんだよなぁ♪』

『同じの使ってるじゃん;;』

『自分じゃ解らなくねぇ?(笑)』

裕亮は、笑いながら私の頭に顔を近付け、香りを楽しんでいた…

『裕亮って…匂いフェチ?(笑)』

『フェチって;;弥恵だけだよ?(笑)』

『そんなに良い匂い?自分じゃ解らないモンだねぇ』

『だろ?(笑)さて、中入ろ♪』

『あ…私も入る♪』

二人で煙草を揉み消し、室内に入った。