池田は廊下側の一番前という最悪な席。 あらあら、池田、マジ泣き。 「これからよろしくね♪」 橘がとびっきりの笑顔で微笑む。 「ああ、よろしく。」 こいつの裏を知っていても、なぜか普通に接する事が出来るのがこいつの長所かもしれない。 俺は心の中でちょっとホッとしていた。