次の日になって


お話をいっぱいしよう



そう思いながら
おばあちゃんの
病室へ向かった



『おばあちゃん、おはよう』



しかしおばあちゃんは
顔をしかめたまま
目を閉じていた



肩を少し揺らしながら
声をかける





『やめてください!!』



おばあちゃんの表情は
さらに険しくなった
でも目は開かない



昨日はあんなに
優しい笑顔だったのに



今日は私を見ようとも
してくれない



触れることも拒否



落ち込む私はそのまま
おばあちゃんの元を離れた