きっと、事の発端は?と聞かれたら、俺が彼女の傍で生まれた事。 人はそれを運命と呼ぶらしいが、それは全くの間違いだと思う。 彼女の傍にいる事が運命だと決めつけたのなら、俺は危険に曝されるのが運命だという事になる。 …それに。 多分、彼女の傍に生まれていないなら。 きっと彼女の事を探していると思う。 城島さんがよく言う『“永遠”も“絶対”もない』は俺も同意する。 けれど…それだけは、“絶対”だと誓っても良いと思った。