やけに大きいベッドに押し倒された。

背中に手が回される。

「…良壱。」

「あ?」

「眠たい。」

ヤる気だったらしい良壱は、整った眉をピクリと動かす。

手を動かすのを止めた隙に、あたしは眠った。






次の日。

昨夜のしわ寄せを受けたっていうのは。

きっと言うまでもない。




酔い猫
(那瑠side)
END.