「題材が『男子をどう思いますか?』って…女子の会話なの、ソレ。」

志緒は椅子に座り、波崎を見る。

「恋バナは女の子の得意分野だからね。」

「波崎さんには彼氏さんがいるもんね?」

菜月はニッコリと笑う。

席に着いた『空に描く青』の三人。

「ここ、禁煙?」

煙草を持ち込んではいないものの、それを確認する癖がある『Darkness Butterfly』の那瑠。

「生意気な小学生。」

早速、毒を吐く志緒。

「あ゙?」
「もしかして、その身長で中学生だっていうの?」
「高校だけど!?」

那瑠はぴくりと顔をひきつらせる。