ブランケット


あ?

俺は携帯を見た。

『充電してください』
の文字。

「はぁっ?」

電車が動き始めた。
窓の外はもう真っ暗になっている。

そして、白い粉が降ってきた。

…雪だ。

嫌な予感がした。

新幹線に乗れる金を持ってない俺は、電車一本で帰るつもりだった。

…止まらないよな?

降り続ける雪を見ながら降り積もらないように願った。

それに、さっき言った言葉で芙柚は誤解してないか心配。

芙柚…駅で待ってたりしないよな?

流石に寒いし。






何も出来ない自分が歯がゆい。

案の定、電車は止まった。

ここから出られれば、走ってでも帰るのに。