だから一生許して貰えないって、思ってた 俺が近づかない方が、確実にいいともわかっていた でも………… なぜか友達からのカラオケの誘いを断っている自分がいた 謝って許して貰えるなんて思ってない でも、謝らないといけない。 そんな気がした。 教室に引き返したのはいいものの、なんて声をかけたらいいのかわからず、ただ立ち竦んでいる 佐倉は俺に気づいてないみたいだし…… 後ろから見る佐倉の背中は、なんかすげぇ―小さく感じた ……それになんか温かい気持ちになった