「んじゃ、またな♪」 あたしを離し、ニッコリ微笑み、来た道を帰っていった まぁ―抱きしめられることは、よくあることだし。 シスコンだからなぁ―。 でも、だからって外ではやめてほしい…… やっぱり恥ずかしいし…… そんなことより…… クルッと校舎の方を振り向く。 よし。行こ。 なぜか気合いを入れて足を踏み出した瞬間…… ん……?なんかみんなこっち見てる気が………? 気の…せい……? と思いたくても、教室に着くまでたくさんの視線を感じる な…なにか変なのかな……あたし……