平然と装うのは限界に近かった。 正直、マンションに連れてきた時から内心バックバクだった 部屋に入れたらいくら俺でも、自分の欲望との戦いだった 雫が好き。 雫だけが好き。 その感情が、雫が欲しいという感情になる 雫だけが欲しくて堪らなくなる。 いつまで俺の理性は持つのだろう……? いつまでこんな平然としてられるのだろう……? 体を流れる血が、動きを速める そして俺への限界のタイムリミットが動き始めた気がした