ウラコイ



















「…あぁ。」





あぁ…て何か言ってよ






両手はまだドレスを握ってる





手震えてる……





「ちゃんと言ってよ」






じわじわ
記憶が迫ってくる







言葉が出ない

記憶が混乱してる…



それだけじゃない、




眩しいと
思っていた光は朝日で








言葉が出ないくらい
綺麗だから…。




彼は 待ってる
私が 言うのを




言えばいい




だけなのに……