ウラコイ









―アンタ、









槌谷 潤さん?















―槌谷さん



誕生日おめでとう









足が止まった。






まって……


頭の中に記憶が戻ってくる。






ズキズキする…




「………―痛っ」






いろんな顔が浮かぶ





みんな、笑っている





みんな……、





バッ!!






光が 目に入ってきた。
黒い布がバサッと落ちる






「みちるさん…、」





―みんな……。





―みんなじゃない…




この人は……