土持さんは クスクス
笑いのまま トイレに行った
「美帆が仕上げって…びっくりした」
「…仕上げは私にさせて下さいって言ったの、友達の門出だもの…」
髪の毛をまとめながら 笑った
「そういえば美帆言ってたね。いつか私にメイクしてやるって」
「そうね。まさかアンタが先にこの衣装を着るとは思わなかったけど…」
男は嫌いだけど
結婚願望はあった美帆
結婚出来るわけない じゃないと 私はよく笑ってた
「いいのかな…。私が着ても…」
チークをつけながら美帆は言った
「…いいのよ。似合ってる、新郎は幸せですねぇ~」
「式場のおばさんじゃない?」
真似上手いでしょ?
「……ねぇ美帆…」

