ウラコイ




「大丈夫……。みちるさんこそ今日山梨だろ…。俺は後から行くけど…」




「…先に行ってちょっと調整しなきゃいけないから。」




ポンポンと翔太君の肩を叩く




「…また逃げたいな…。」




ポツンと言った



「そうだね。…まぁ結婚したら一緒にいられるかもね」




ピクリと翔太君は動いた。




結婚。






「結婚…。みちるさんと…。楽だな…。理由なく会える」



理由なく会える






でも 彼はまだ22才。
結婚するには若すぎる




まだ 俳優の
仕事をしたいはずだ


「……なんて、ね。―もう、5時だ。行かなきゃ」



テレビを消した。







翔太君は 肩から頭を起こした




「じゃあ、また電話するね…」