ウラコイ


美貴さんから借りた車は黒の乗用車



翔太君が当然のように
運転席に乗り込んだ



「運転するんだ…、」


「…するよ。大丈夫、道は知ってるから」



車のギアを手元を
見ないで動かした



「暑い……、」


ガッと茶髪のカツラを後ろになげた




ふふっ とつい笑った。


「翔太君、髪あったんだったね?」



見慣れた黒い髪を
クシャクシャとかいた




「行くよ……」