ウラコイ




「付きまとわないで、俳優でしょ。噂たったらどうするの?」



「あぁ、まぁね」




神田君はまだついてくる



人気のない倉庫に着いた




「神田君は、もっと他の女優さんと―」



ダンッ!



後ろから長い腕が
顔の横から 突き出た


「な、なに」


「槌田さんが気にいった」