くちづけのその後で

「例えどんなにお互いを強く想い合ってたとしても、全く同じ気持ちを感じる事って難しいと思うねん」


「うん……」


あたしが頷くと、颯斗はニコッと笑ってから続けた。


「けどな、俺は朱莉の気持ちを誰よりもわかる存在でいたい」


彼は海斗を抱き上げて、あたしの手をギュッと握った。


「朱莉の事を100%理解するのは無理かもしれんけど、それに近付けるように努力するからな!」


「うん♪」


あたしは満面の笑みで頷いた後、颯斗の瞳を真っ直ぐ見つめた。