くちづけのその後で

靴を脱いで廊下に足を踏み入れた颯斗が、一番奥の部屋のドアを開けた。


「リビング?」


「うん♪」


リビングに入ると、颯斗はまだ新しい香りのするソファーに座って、あたしにも隣に座るように促した。


このリビングには、カウンター式のキッチンがある。


外から見た時には、狭そうな感じがしていたけど…


廊下にはいくつかドアがあったから、他にも何部屋かあるんだと思った。


颯斗は、突然の出来事に驚いたままのあたしに優しい笑みを向け、ゆっくりと口を開いた。