「ママ、まって!はやいー!」
海斗と手を繋ぎながらだと、思うように走る事が出来なくて…
咄嗟に海斗を抱き上げて、とにかく必死に目の前の大通りまで走った。
そのまま大通りでタクシーを拾って、運転手に行き先を告げた。
たったワンメーター程の距離でも、海斗と一緒ならタクシーの方が断然早い。
「かいと、くるますき♪」
ニコニコと笑っている上機嫌の海斗とは裏腹に、あたしは不安に包まれていて…
病院に近付くに連れて、頭の中が真っ白になっていった。
海斗と手を繋ぎながらだと、思うように走る事が出来なくて…
咄嗟に海斗を抱き上げて、とにかく必死に目の前の大通りまで走った。
そのまま大通りでタクシーを拾って、運転手に行き先を告げた。
たったワンメーター程の距離でも、海斗と一緒ならタクシーの方が断然早い。
「かいと、くるますき♪」
ニコニコと笑っている上機嫌の海斗とは裏腹に、あたしは不安に包まれていて…
病院に近付くに連れて、頭の中が真っ白になっていった。



