くちづけのその後で

「おはよ♪」


明るく言うと、海斗はあたしの足にしがみついて来た。


「……どうしたん?」


優しく訊いてみても、海斗は何も答えない。


あたしは海斗の目線に合わせる為に、ゆっくりとしゃがんだ。


「今日の朝ご飯は、海斗の好きなホットケーキやで♪ウサちゃんリンゴもあるよ♪」


あたしが笑みを見せると、海斗はやっと顔を上げて嬉しそうに笑った。


「お顔、洗っといで♪」


「うん♪」


海斗は笑顔で頷いて、洗面所へと走った。