くちづけのその後で

「颯斗の気持ちは、もう絶対に変わらへんの……?」


「うん……。俺は自分の意思で、これからの事を決めていきたいから……」


颯斗はそこまで言ってから、小さく深呼吸をした。


「けど、それは朱莉のせいじゃない。俺は、これからもずっと朱莉と一緒にいたいねん」


「颯斗……」


「だから誰が何と言おうと……俺は、絶対に就職する」


颯斗の言葉が、すごく嬉しい。


あたしの頬を伝う涙が、どんな言葉よりも雄弁にそれを物語っている。


だけど…