くちづけのその後で

「初めまして、夏野朱莉です。それから、息子の海斗です」


緊張しながらも何とか自己紹介をすると、颯斗の母親はニッコリと笑った。


「颯斗の母です。颯斗から、朱莉さんの話は聞いてます。海斗君はいくつ?」


「なつのかいとです!4さいです!」


海斗は満面の笑みを見せ、元気な声で答えた。


「海斗君、上手にご挨拶出来るんやね。偉いねぇ」


颯斗の母親に褒められた海斗は、照れ臭そうに笑った。


その瞬間、リビングが和やかな空気に包まれた。