くちづけのその後で

あたし達は、指を絡め合わせて手を繋いだ。


指先から伝わる颯斗の温もりが、すごく心地好い。


「ほんまはリングにしたかってんけど、朱莉の仕事やったら出来ひんやろ?」


「うん。結婚指輪やったら着けてる人もいてるねんけど、普通のリングはさすがに……」


「だから、ピアスやったら大丈夫やと思ってん」


「うん♪これなら仕事中に着けてても大丈夫!ありがと♪」


「ん♪どういたしまして」


満面に笑みを浮かべたあたしは、颯斗にギュッと抱き着いた。