くちづけのその後で

不意に時計に視線を遣ったあたしは、1時過ぎを示すそれに目を見開いた。


「ヤバッ……!今日も学校やし、そろそろ寝ぇへん?」


「朱莉……。あのさ……」


「ん?」


突然、真面目な面持ちになった芳樹が、あたしの両肩を掴んだ。


「何……?」


いつもの芳樹と何か違う……


そう感じた時には、もう手遅れだった。


「ちょっ……!芳樹!?急に何なん!?退いてよ!」


あたしは理由を尋ねる間も無く、座っていたベッドに押し倒されてしまった。