くちづけのその後で

あたしが高校三年に進級するのと同時に、亜由美は施設を出た。


あたし達が施設にいさせて貰えるのは、高校を卒業するまで…。


もちろん、あたしもそのつもりで過ごしていたから、亜由美を笑顔で送り出した。


彼女がいない事への寂しさはあった。


だけど…


携帯でメールのやり取りをしたり、亜由美もよく施設に足を運んでくれたから、意外と平気だった。


ただ一つ…。


亜由美が施設を出てから芳樹と話す機会が減ってしまった事が、何だか寂しかったけど…。