くちづけのその後で

クーラーの心地好い風でしばらく涼んだ後、キッチンに行って買って来た材料を並べた。


「アイスは?」


「帰って来てすぐに、冷凍庫に入れといたよ!」


「おっ!さすが朱莉♪」


得意気な笑みを見せながらエプロンを着け、野菜を洗い始める。


「なぁ、俺も何か手伝うわ♪」


「え?大丈夫やで?」


笑顔で小首を傾げると、颯斗がニコッと笑った。


「俺がやりたいねん!」


「わかった」


あたしはクスッと笑って、颯斗に包丁を渡した。