くちづけのその後で

「暑っ!」


「颯斗、急ご!早く帰らな、アイス溶けるやん……」


「ほんまやな」


あたし達は手を繋いだまま、足早に歩いて家に向かった。


真夏程じゃないけど、ギラギラと光る太陽に照り付けられて、すごく暑い。


夏生まれなのに暑さに弱いあたしは、家に着く頃には少しだけバテていた。


「外、めっちゃ暑かったな……」


「うん、お陰で無駄に疲れたわ……。てか、部屋の中も暑いし……」


颯斗に相槌を打ちながら、クーラーのスイッチを入れた。