くちづけのその後で

さっきよりも更に気まずい雰囲気になって、あたし達は全員黙り込んだ。


何か喋った方がイイやんな……?


てか、早くこの場所から逃げたい……


「あのさ……」


気まずさに居た堪れなくなっていると、早川さんが沈黙を破った。


「邪魔したら悪いし、俺もう家に入るわ……」


「あっ、はい……」


「さっきの事は忘れてな。じゃあ……」


早川さんは苦笑しながら言った後、あたしが返事をする前にサッと踵を返し、そのまま振り向かずに階段を上がっていった。