くちづけのその後で

「……やろ?って、朱莉!あたしの話聞いてる!?」


亜由美は、ずっと話し掛けてくれていたらしくて…


「えっ?あっ、ごめん……。何やっけ?」


あたしが慌てて訊くと、彼女がため息をついた。


「もう〜っ!!朱莉〜!」


「ごめん!」


拗ねた振りをした亜由美に謝ると、彼女は呆れたように笑いながら口を開いた。


「来月は、朱莉の誕生日やろ?だから『プレゼントは何がイイ?』って訊いたんやけど……」


亜由美の言葉に、あたしはニッコリと微笑んだ。