くちづけのその後で

「でも、キスはするから♪」


「えっ!?」


颯斗は驚くあたしを抱き締めて、髪を優しく撫で始めた。


「朱莉のファーストキスは、俺が貰う」


続けて耳元で囁いた彼が、あたしを真っ直ぐ見つめる。


「目、閉じて……」


「え……?」


「ほら、早く♪」


「えっ……?で、でも……」


戸惑っていると、颯斗が親指と人差し指であたしの顎を優しく持ち上げた。


そして…


優しく微笑んだ颯斗が、ゆっくりと顔を近付けて来た。