くちづけのその後で

颯斗に誕生日を聞いた日から今日まで、あたしは仕事を休む事が出来なくて…


彼への誕生日プレゼントを用意する暇が、全く無かった。


普通なら、仕事を終えてからでも買いに行けるのかもしれない。


だけど、あたしには海斗がいる。


仕事が終わってからの時間に海斗と出掛けるのは、すごく難しい事なんだ…。


そんな理由から、結局プレゼントを用意する事が出来なかった。


プレゼント、あげたかったのにな……


あたしが落ち込んでいると、颯斗は優しく微笑んだ。