くちづけのその後で

その後も順調に下拵えを済ませていき、明日の料理の準備を終えた。


「ママ!おりがみはぁ?」


「折り紙?」


「うん!」


「何作るん?」


「わっか!いっぱいかざる!」


「輪っか……?あっ、そっか!」


頷いたあたしは、海斗を笑顔を向けてから折り紙を差し出した。


そして、色とりどりの折り紙を細く切って輪っかを作り、それを繋げて飾りを作った。


最後に、部屋の中にたくさんの輪っかを飾り付けて、明日の準備を終えた。