くちづけのその後で

「遊びじゃないしな!俺は本気やって言ったやろ?」


そう言った西本君の声にさっきまでの優しさは無くて、怒っているような低さだった。


「でも……」


「でも?」


西本君に促されて、息を吐く。


「あたしは子持ちで……海斗がいるし……」


「俺は、海斗を含めて朱莉さんの事が好きやねんから、子持ちとか関係ないし」


「でも、そのうち嫌になるかもしれんやん……」


「それは絶対にないな!」


西本君はそう言うと、クスッと笑った。