くちづけのその後で

しばらくするとアニメのエンディングが終わって、役目を終えたDVDが自動的に止まった。


その途端、部屋の中は静まり返り、お互いの心臓の音が聞こえて来た。


どちらの物かわからない心音が綺麗に混じり合って、まるでシンクロするように鳴っているのがわかる。


もしかして……


ドキドキしてるのは、あたしだけじゃないんかな……?


緊張している頭の片隅では、思わずそんな事を考えてしまっていた。


程なくして、西本君があたしからゆっくりと体を離した。