くちづけのその後で

「ちょっ……!邪魔者って……」


あたしが慌てて立ち上がると、亜由美は海斗をチラリと見た。


「海斗、預かろっか?」


「ううん、大丈夫」


「ほんまに?海斗がいても話せる?」


「うん、ありがとう」


小さく頷いて、亜由美に笑顔を向ける。


「じゃあ、イイけど」


「色々ありがと♪」


「ううん。海斗、ばいばい♪」


「ばいばーい!」


海斗に笑みを向けた亜由美は、玄関で靴を履いてドアノブに手を掛けた。