くちづけのその後で

ほんまに、いつか話せる時が来るんかな……


あたし、ちゃんと頑張れるんかな……


「ん……。まぁま……?」


不安が頭の中を駆け巡っていた時、目を覚ました海斗があたしを呼んだ。


「あっ、起きたんや……」


慌てて瞳に浮かんだ涙を拭ってから、海斗を抱き上げた。


「ほんまは……海斗は関係なく、朱莉はその子に惹かれてるんやね……」


「うん……」


唇を噛み締めて涙を堪えていたあたしは、海斗をギュッと抱き締めながら小さく頷いた。