くちづけのその後で

「あたしは、朱莉がこうやって悩んでる時点でもう恋やと思うねんけどな……」


亜由美は、小さな子供に語り掛けるように優しく話している。


「ほんまは、もう自分でもわかってるんちゃう?」


「あ……あたし……」


あたしが言葉に詰まると、亜由美が優しく微笑んだ。


「朱莉だって、誰かを好きになってもイイねん。普通に恋愛してもイイねんよ……」


亜由美の言葉が、あまりにも優し過ぎて…


喉の奥から熱が込み上げ、同時に瞳には涙が溢れた。