くちづけのその後で

亜由美はチーズケーキ、あたしはモンブランを食べながら、他愛のない話をした。


会うのは久しぶりなのに、施設にいた頃と変わらない雰囲気を纏っている彼女に、心が安心感を覚える。


ひとしきりお互いの事を話した後、一瞬だけ沈黙した空気が流れて…


「……で、どうなん?」


亜由美が、ごく自然にそんな事を口にした。


「ん?」


その瞬間、心臓がドキッと跳ね上がったけど…


亜由美にそれを悟られたくなくて、平静を装いながら彼女に笑顔を向けた。