くちづけのその後で

あたしが高校三年になった時、亜由美は施設を出て働き出した。


亜由美がいなくなった時は、すごく寂しさを感じていたけど…


彼女は就職してからも頻繁に施設に遊びに来ていたし、あたし達の関係は変わらないままだった。


あたしが一人で海斗を産むと決めた時も、最初からずっと応援してくれていたのが亜由美だった。


臨月の時は、あたしが心細くならないように家に泊まりに来てくれて…


海斗が産まれた後もしばらく家にいて、ずっとあたしの事を支えてくれていたんだ――。