くちづけのその後で

あたしは心のどこかで、西本君と会える事を少しだけ楽しみにしている。


それなのに…


そんな気持ちを彼には知られたくなくて、メイクは出来るだけナチュラルにして、髪も巻いたりはしなかった。


見えっ張りなんかな……?


「ママ!えほんよんで!」


「うん♪」


海斗に笑顔を向けながら頷いて、絵本を読み始める。


そして…


時間が経つに連れて浮かれそうになる気持ちを必死に抑えながら、海斗といつもと変わらない休日を過ごしていた。