くちづけのその後で

ドキドキと高鳴り続けている鼓動が、あたしの思考回路を遮断する。


「朱莉……」


西本君の声があまりにも切なくて、あたしはどうしようもないくらい苦しくなっていた。


だけど…


その反面、彼に名前を呼ばれる度に胸の奥が甘く締め付けられるようにキュンキュンと鳴く。


ねぇ……


ほんまに守ってくれる……?


あたしの過去を知っても、ちゃんと受け入れてくれる……?


心の中で西本君に問い掛けながら、ゆっくりと口を開いた。