くちづけのその後で

「好きやから……」


西本君の言葉が、甘く優しく心に染み渡る。


その途端、胸の奥がギュッと締め付けられるような苦しさを感じた。


西本君の言葉は甘いのに、あたしの心は何故か切なくなる。


「あたし……」


どうしよう……


どうしたらイイんかな……?


頭の中はその事ばかりで、心の中がどんどん苦しくなっていく。


そんな時…


「朱莉……」


不意に西本君に呼び捨てにされて、心臓がドキッと跳ね上がった。