くちづけのその後で

「でも、耳まで真っ赤やんか♪」


「あっ、赤くないしっ!!」


「やっぱ、照れてるんや♪朱莉さんはすぐムキになるから、ほんまにわかりやすいな!」


「なってないから!」


西本君は、反論するあたしの事を楽しそうに見ていた。


彼にからかわれると、つい必死になってしまう。


それに、からかわれるとすごく悔しくて堪らない。


だけど…


あたしはそんな風に思いながらも、こんなやり取りをする事を少しだけ楽しいとも思っていたんだ。