あたしが黙っていると、西本君がクスッと笑った。
「朱莉さん、困ってるやろ?」
「えっ?」
目を見開きながらも慌てて首を横に振ると、西本君はまた笑った。
「顔にそう書いてるし……。朱莉さんって、ほんまに嘘つくの下手やな!」
彼は苦笑しながら言うと、あたしの腕の中で眠っている海斗を見た。
「じゃあ、帰るわ!戸締まりはしっかりせなアカンで!おやすみ♪」
え……?
西本君は笑顔でそう言って、あたしの返事も待たずに踵を返した。
「朱莉さん、困ってるやろ?」
「えっ?」
目を見開きながらも慌てて首を横に振ると、西本君はまた笑った。
「顔にそう書いてるし……。朱莉さんって、ほんまに嘘つくの下手やな!」
彼は苦笑しながら言うと、あたしの腕の中で眠っている海斗を見た。
「じゃあ、帰るわ!戸締まりはしっかりせなアカンで!おやすみ♪」
え……?
西本君は笑顔でそう言って、あたしの返事も待たずに踵を返した。



