くちづけのその後で

西本君に見つめられた時、心臓が止まるかと思う程ドキドキして…


一瞬、時間が止まったかのようにも思えた。


さっきまで西本君に握られていた手が、まだすごく熱い。


好きか嫌いかの二択なんて、めっちゃ狡いやん……


心の中でそう呟いたあたしは、空を見上げた。


西本君への苦手意識が消えてから、彼の事を嫌だと思った事は無い。


あの時…


もし、あたしが好きか嫌いかのどちらかで答えていたとしたら…。


その答えは、きっと…。